顔勤礼碑とは?
がんきんれいひ
顔勤礼碑とは、唐代の書家・顔真卿が父の勤礼の事績を記した楷書の碑で、顔真卿の書風を学ぶ上での基本碑として広く知られています。
顔勤礼碑(がんきんれいひ)は、中国・唐代の著名な書家である顔真卿(709〜785年)が、自身の父・顔勤礼の生涯と功績を記した楷書の碑文です。顔真卿が71歳のころに揮毫したとされ、晩年の成熟した書風を示す代表作のひとつとして高く評価されています。
顔真卿は唐代を代表する政治家・書家であり、正直な官僚としても知られていました。彼の書は「顔体」と呼ばれる独自のスタイルを確立し、それ以前の主流であった王羲之の書風とは一線を画す堂々とした力強さが特徴です。
顔勤礼碑の書風の特徴として、以下が挙げられます。
- 縦横の線の太さのコントラストが控えめで、安定した骨格を持つ
- 横画が右上がりにならず、水平に近いどっしりとした構えを持つ
- 転折部(曲がり角)が丸みを帯びず、力強い折れを見せる
- 全体として雄渾で端正な印象を与える
碑は一時土中に埋もれており、後世に発掘されたことで欠損部分が生じていますが、現存する拓本は書道学習において重要な資料です。日本でも書道教育において顔真卿の楷書は広く学ばれており、顔勤礼碑は入門から上級まで幅広い段階で参照される古典碑として位置づけられています。
使い方・例文
書道の楷書を学ぶ際に、顔勤礼碑の臨書(手本を見て書き写すこと)を通じて顔真卿の書風の骨格や線質を習得する練習が行われます。
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