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霊魂不滅論とは?

れいこんふめつろん

霊魂不滅論とは、肉体が死滅した後も魂は消滅せず永続するという思想・哲学主張のことです。

霊魂不滅論(immortality of the soul)とは、人間の肉体が死によって滅んだ後も、霊魂(魂)は消えることなく存在し続けるとする思想です。古代から現代にいたるまで、哲学・宗教・神学の各分野で広く論じられてきました。

哲学史上の代表的な論拠として、プラトンが対話篇『パイドン』で展開した議論が有名です。プラトンは霊魂を「生命の原理」であり「不滅なるもの」と定義し、肉体は仮の宿りにすぎないと主張しました。その論証には次の種類があります。

  • 相互転化論:反対のものはそれぞれの反対から生じる(死は生から、生は死から)
  • 想起論:学習は前世の記憶の想起であり、霊魂は先在していた
  • 親縁論:魂は不変・不可分なイデアに類似し、消滅しない

キリスト教・イスラム教・ユダヤ教などの一神教でも霊魂の永続と来世が信仰の核をなします。一方、仏教では「無我」の立場から個我としての魂の実体を認めず、独自の輪廻観をもちます。

近代以降は哲学的自然主義や神経科学の発展により批判的検討も進んでいますが、霊魂不滅論は宗教倫理や死生観に深く根ざした重要テーマであり続けています。

使い方・例文

「ソクラテスの最期を描いたプラトンの『パイドン』は、霊魂不滅論の哲学的根拠を丁寧に論証した対話篇として知られています。」

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