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零陵香とは?

れいりょうこう

零陵香とは、中国日本で古くから用いられてきた芳香植物で、香料・薬草として珍重された植物およびその香りを指します。

零陵香(れいりょうこう)は、主にイネ科の植物であるハイカワラケツメイ(学名:Lysimachia foenum-graecum など諸説あり)や、その近縁種の根・茎・葉などに由来する芳香素材のことです。中国の伝統的な文化において、古くから薫香・薬草・香粧品の原料として用いられてきました。

零陵の名は、中国の地名「零陵(現在の湖南省永州市周辺)」に由来します。その地で多く産出されたことからこの名がつき、古代中国の文献にも記録が残っています。芳香成分を含む根や全草が香料として珍重され、衣類に薫きしめる匂い袋・薬用香・防虫の用途などに広く用いられました。

日本にも漢方・薫香文化を通じて伝わり、平安時代の貴族文化における薫物(たきもの)の調合素材としても使われたと考えられています。薫物は数種の香木・香草を調合したもので、零陵香はその重要な素材のひとつとして位置づけられていました。

現代では薬局方への収載や一般流通は少なくなりましたが、漢方や伝統的な薫香の研究において引き続き注目される素材であり、日本・中国の香文化史を語るうえで欠かせない存在です。

使い方・例文

平安時代の薫物を再現する際や、伝統的な漢方・薫香の文献を調べる場面で零陵香が登場し、古代の香り文化の奥深さを伝える素材として紹介されます。

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