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匂い袋とは?

においぶくろ

匂い袋とは、香木や香料を混ぜた粉末を小さな布袋に詰めた日本の芳香小物で、衣類の香り付けや魔除けとして古くから使われてきました。

匂い袋(においぶくろ)は、香木・香料・薬草などを調合した粉末(香粉)を、ちりめんや絹などの小さな布袋に入れた日本の伝統的な芳香具です。持ち歩いたり、衣類の間や引き出しに入れたりして香りを楽しむほか、魔除けや厄除けの意味も持つ縁起物としても大切にされてきました。

匂い袋の歴史は古く、平安時代には貴族の間で香りを楽しむ文化が花開き、薫物(たきもの)とともに生活に溶け込んでいました。江戸時代には町人にも広まり、着物の袖の中や懐に忍ばせる粋な習慣として定着しました。

中に用いられる香料の代表的なものには以下のものがあります。

  • 白檀(びゃくだん):甘く穏やかな木の香り
  • 丁子(ちょうじ):スパイシーで温かみのある香り
  • 龍脳(りゅうのう):清涼感のあるシャープな香り
  • 乳香(にゅうこう):樹脂系の上品な香り

袋の外側は色鮮やかな絹地や友禅染めが用いられ、鶴・花・御所車などの吉祥文様が刺繍されることも多く、贈り物としても重宝されます。現代では香りの種類も多様化し、和の香りに限らず洋風の香りを取り入れたものも登場しています。

使い方・例文

タンスの引き出しに匂い袋を入れておくと、着物を取り出すたびにほのかな香りが漂い、日常の中に和の風情を添えることができます。

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