本文へスキップ

雪輪紋とは?

ゆきわもん

雪輪紋とは、雪の結晶を模した波型の輪郭を持つ円形の文様を家紋・装飾意匠に用いたもので、雅やかな冬の情趣を表します。

雪輪紋(ゆきわもん)は、円形の輪郭を小さな半円形の連続した凹凸で縁取り、雪の結晶や雪の輪を表現した文様・家紋です。正円の輪よりも柔らかく優雅な印象を与える輪郭線が特徴で、内部にさまざまな意匠を組み合わせることができます。

雪は日本の美意識において「清潔・純粋・一時の美しさ」を象徴する自然現象として古くから詩歌に詠まれ、意匠にも取り入れられてきました。雪輪の波型輪郭は平安時代の装束文様にもその源流が見られ、雅やかな公家文化の中で育まれた意匠です。

家紋としての雪輪紋は単独で用いられるほか、「雪輪に花菱」「雪輪に桐」「雪輪に鶴」など内部の意匠との組み合わせで多数のバリエーションが生まれています。使用した家系は公家・武家・商家にわたって広く分布しており、特定の氏族に限定されない汎用性の高い枠型でもあります。

着物・帯の文様としての雪輪は特に人気が高く、冬の柄として雪輪の中に松・竹・梅や椿などを配した意匠が着物のデザインに広く使われています。また、和菓子の形にも雪輪をかたどったものがあり、伝統工芸・食文化全般に影響を与えた文様です。

使い方・例文

冬の着物や帯の意匠として雪輪文様が用いられるほか、和菓子の打ち菓子や陶磁器の絵付けに雪輪の形が取り入れられています。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語