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閃亜鉛鉱とは?

せんあえんこう

亜鉛鉱とは、亜鉛の主要な鉱石鉱物で、硫化亜鉛(ZnS)を主成分とする鉱物のことです。

亜鉛(せんあえんこう、英語名:Sphalerite)は、化学式ZnS(硫化亜鉛)で表される鉱物で、亜鉛の最も重要な原料鉱石として世界中で採掘されています。「亜鉛精鉱」の原料として製錬工業に欠かせない存在です。

物理的・化学性質として、閃亜鉛鉱は以下の特徴を持ちます。

  • 結晶系は等軸晶系で、四面体状の結晶形態をとることが多い
  • 色は鉄分の含有量によって変化し、純粋なものは淡黄色〜無色透明だが、鉄を多く含むほど黒褐色(鉄閃亜鉛鉱・マーマタイト)になる
  • 硬度はモース硬度3.5〜4程度
  • 金剛光沢または樹脂光沢を持ち、へき開が完全

産状と産地として、方鉛鉱(鉛の鉱石)・黄鉄鉱・黄銅鉱などと共生することが多く、熱水鉱床や接触交代鉱床に多く見られます。主要産地はカナダ・メキシコ・中国・オーストラリアなど世界各地に及びます。日本でも神岡鉱山(岐阜県)などで産出されていました。

用途と意義として、閃亜鉛鉱から製錬された亜鉛は鉄の防錆めっき(溶融亜鉛めっき)、真鍮(黄銅)などの合金製造、電池材料、化学工業など幅広い用途に使われます。副産物としてカドミウム・インジウム・ゲルマニウムなどの希少金属も回収されます。

使い方・例文

理科の岩石・鉱物の授業や博物館の展示で、黒褐色の輝きを持つ鉱石として閃亜鉛鉱が登場することがあり、亜鉛の製錬原料として産業的に重要な鉱物の実例として紹介されます。

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