長緒とは?
ながお
長緒とは、茶道具の仕覆(しふく)などに付けられた長い紐のことで、茶道の点前において独特の結び方と扱いが定められています。
長緒(ながお)とは、茶道において茶入(ちゃいれ)などの道具を包む仕覆(しふく)に付けられた長い紐のことです。仕覆は茶入や茶碗などを保護するための袋状の布製ケースで、長緒はその開閉と固定のために用いられます。
長緒を用いる点前は「長緒の点前」と呼ばれ、茶道(特に表千家・裏千家・武者小路千家の三千家)の稽古における重要な科目のひとつです。紐の結び方・解き方・さばき方には細かい作法が定められており、その美しい所作が見どころとなります。
長緒の特徴として、以下の点が挙げられます。
- 仕覆の口を閉じるための紐が通常より長く作られている
- 点前では紐を几帳結びや独特の形に結んで飾る
- 紐の色や素材は仕覆の裂地(きれじ)と調和するよう選ばれる
- 解く・結ぶ所作が点前の大きな見せ場となる
長緒の点前は習得に時間がかかるとされ、一定の段階を経た稽古者が学ぶ上級の点前に位置づけられることが多いです。茶道の美意識である「動く工芸品」としての道具の扱いが、長緒の所作にも色濃く表れています。
また骨董の世界では、古い仕覆に付いた長緒の状態や素材が、道具の価値・時代判定の手がかりになることもあります。
使い方・例文
「茶道のお稽古で長緒の点前を習い、紐の結び方の難しさと美しさに改めて気づいた」のように、茶道の稽古や鑑賞の場面で使われます。
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