郡家とは?
ぐうけ
郡家とは、古代日本の地方行政単位である郡の役所(郡衙)のことで、郡司が執務し租税の管理や地方統治を行った施設です。
郡家(ぐうけ・こおりのみやけ)とは、古代日本の律令制度における地方行政単位「郡(こおり)」の役所施設を指します。正式には「郡衙(ぐんが)」とも呼ばれ、郡家・郡衙はほぼ同義で用いられます。
律令国家のもとで国土は「国―郡―里(郷)」の階層に分けられ、郡の長官である郡司が郡家を拠点として行政を執り行いました。郡家の主な機能は以下のとおりです。
郡家の建築配置は、政庁(正殿・脇殿)・正倉院群・館(たち)などで構成されるのが典型的とされています。考古学的な発掘調査により、各地で郡家の遺構が確認されており、礎石建物・掘立柱建物・木簡(行政文書)の出土がその痕跡を示しています。
奈良時代から平安時代初期にかけて整備された郡家は、律令制の弛緩とともに郡司の勢力が縮小し、次第に機能を失っていきました。
使い方・例文
歴史教科書や発掘報告書では「○○郡の郡家跡」という形で登場します。木簡が多数出土した郡家跡の発掘調査は、当時の地方行政の実態を知る一次資料として古代史研究に重要な手がかりを与えます。
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