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過覚醒とは?

かかくせい

過覚醒とは、緊張や警戒の状態が過度に高まり、些細な刺激にも強く反応してしまう状態で、PTSDなどのストレス障害でよく見られる症状です。

過覚醒(かかくせい)とは、神経系の覚醒レベルが過度に高まり、常に緊張・警戒・興奮状態が続く状態を指します。英語では「hyperarousal(ハイパーアラウザル)」と表現され、心理学・精神医学の文脈で用いられます。

過覚醒は特に、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の中核症状の一つとして知られています。トラウマ体験をした人が、危険がない日常場面でも「常に身の危険に備えている」かのような状態になることで生じます。

過覚醒の具体的な症状として次のようなものが挙げられます。

  • 眠れない・眠りが浅い(不眠・睡眠障害)
  • 些細な音や動きに過剰に驚く(驚愕反応の亢進)
  • 集中力の低下・注意が散漫になる
  • いら立ち・怒りの爆発が起きやすい
  • 常に周囲を警戒してしまう(過度の警戒心)

PTSDにおける過覚醒は、トラウマが脳の扁桃体(恐怖・危険センサー)に与える影響と関連しており、自律神経系が慢性的な戦闘・逃走モードに入っているような状態です。

治療にはトラウマに焦点を当てた認知行動療法(TF-CBT)や眼球運動脱感作・再処理療法(EMDR)、薬物療法などが用いられ、過覚醒の軽減は回復の重要な指標とされています。

使い方・例文

戦争や事故などのトラウマ体験後、日常の車のクラクションや戸が閉まる音にも過剰に反応してしまう、夜中に何度も目が覚めてしまうといった状態は過覚醒の典型的な例です。PTSDの診断基準にも含まれる重要な症状です。

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