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遊び紙とは?

あそびがみ

遊び紙とは、本の本文の前後に挟み込まれる白紙または無地の紙のことで、本の体裁を整え装丁に余白の美をもたらす役割を持ちます。

遊び紙(あそびがみ)とは、製本において本文の最初と最後に挟み込まれる白紙や色紙のことです。見返しの内側、あるいは本文の前後に配置され、本の構造上は特に必要な情報は印刷されていませんが、装丁の重要な要素として機能します。

遊び紙が用いられる主な目的としては、以下のものが挙げられます。

  • 本を開いたときの余韻や間(ま)を演出し、読者を本文世界へと導く心理的な効果
  • 表紙と本文の間にクッションを設け、製本の耐久性を高める保護機能
  • 装丁デザインの一部として、色や質感によって本の印象を左右する美的機能

使用される紙の種類は多岐にわたり、和紙・色上質紙・トレーシングペーパーなど、造本のコンセプトに合わせて選ばれます。高級な文芸書や画集・詩集などでは、遊び紙の素材選びが本全体の格調を左右するとも言われます。

一般的な文庫本や実用書ではコストの観点から省略されることもありますが、こだわりの装丁を持つ書籍や限定版などでは、遊び紙の存在が本の価値を高める重要な役割を担っています。書籍文化の中で長く受け継がれてきた、本づくりの美意識を示す概念です。

使い方・例文

詩集や写真集を開くと、表紙をめくった直後に白やクリーム色の何も印刷されていない紙が挟まれていることがある。これが遊び紙で、読者を静かに本文の世界へと誘う役割を果たしている。

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