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転錬炉とは?

てんれんろ

転錬炉とは、溶銑や粗銅などの粗金属酸素や空気を吹き込んで不純物を酸化・除去し、品質の高い金属に精錬する炉のことです。

転錬炉(てんれんろ、converter)は、粗金属銑鉄粗銅など)を精錬するために使われる炉で、溶融金属に酸素や空気を吹き込むことで不純物を酸化スラグ化して除去します。転炉(てんろ)とも呼ばれます。

最もよく知られるのは製鉄分野の酸素転炉(LD転炉)で、溶鉱炉から出た銑鉄に純粋な酸素を上吹きまたは底吹きで吹き込み、炭素・シリコン・マンガン・リンなどを酸化除去して鋼(はがね)を製造します。LD転炉はオーストリアのリンツとドナヴィッツで開発されたことからその名がつきました。

銅製錬分野ではピアース・スミス転炉が代表的で、銅のマット(硫化物混合物)から粗銅を取り出す工程で使われます。

転錬炉の特徴をまとめると次のとおりです。

  • 外部からの燃料を使わず、不純物の酸化反応熱を利用して操業できる
  • 処理時間が比較的短く(酸素転炉では30〜40分程度)、生産性が高い
  • 炉体を傾けることで溶湯の投入や出湯が容易に行える
  • スクラップを一定量添加して鉄源として活用できる

現代の鉄鋼・非鉄金属の大規模生産において中核的な役割を担っています。

使い方・例文

製鉄所で溶鉱炉から出た約1500℃の銑鉄を転錬炉(酸素転炉)に移し、純酸素を吹き込んで20〜40分で鋼に精錬するという流れが、現代の製鉄の標準的なプロセスです。

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