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超音波探傷器とは?

ちょうおんぱたんしょうき

超音波探傷器とは、超音波を使って材料内部のキズや欠陥を非破壊で検出する検査機器です。

超音波探傷器(ちょうおんぱたんしょうき)は、人間の耳には聞こえない高周波の超音波検査対象物に送り込み、内部に存在するキズ・割れ・空洞・腐食などの欠陥から返ってくる反射波(エコー)を分析することで、対象物を壊さずに内部状態評価する非破壊検査(NDT)機器です。

基本的な仕組みは、探触子(プローブ)から発振した超音波が材料内を伝播し、欠陥や底面で反射した信号を同じ探触子で受信するパルスエコー法が主流です。受信した波形をディスプレイに表示することで、欠陥の位置・大きさ・深さを推定できます。周波数は一般的に0.5〜15MHzが使われ、高周波ほど分解能が上がりますが、減衰も大きくなります。

主な活用場面は以下のとおりです。

  • 溶接部の内部欠陥検査(パイプライン・圧力容器)
  • 鉄道レールや航空機部品の疲労亀裂検出
  • プラントや建築構造物の腐食・肉厚測定
  • 原子力・石油化学設備の定期点検

X線検査と比較すると放射線を使わないため安全性が高く、現場への持ち込みや片面からのアクセスが容易という利点があります。一方で、粗粒材料や複雑形状では検査精度が落ちる場合もあり、適切な探触子の選択と作業者の技術が重要です。現代では携帯型のデジタル超音波探傷器が普及し、データの記録・解析が容易になっています。

使い方・例文

例えば、石油プラントのパイプ溶接部を定期点検する際に超音波探傷器を用いることで、配管を切断せずに内部の腐食やクラックを発見できます。

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