赤鉄鉱とは?
せきてっこう
赤鉄鉱とは、酸化鉄を主成分とする鉱物で、赤褐色の色合いが特徴的な鉄の重要な鉱石のひとつです。
赤鉄鉱(せきてっこう)は、化学式Fe₂O₃で表される酸化鉄(三酸化二鉄)を主成分とする鉱物です。英語ではヘマタイト(Hematite)と呼ばれ、この名称はギリシャ語で「血」を意味する言葉に由来します。粉末にすると赤褐色〜赤色の筋(条痕色)を示すことが名前の由来です。
赤鉄鉱は世界各地の岩石中に産出し、堆積岩・変成岩・火成岩のいずれにも見られます。オーストラリア、ブラジル、インドなどが主要産地で、鉄鉱石として製鉄の原料に大量に使われています。硬度は5〜6程度で、金属光沢から土状のものまで外観は多様です。
赤鉄鉱の主な特徴と用途は次のとおりです。
- 製鉄の主要原料(銑鉄・鋼鉄の生産)
- 顔料・絵の具の原料(ベンガラ)
- 研磨材(磁気テープの研磨など)
- 宝飾品(ヘマタイトビーズ)
歴史的には先史時代から赤色顔料として洞窟壁画などに利用された記録があり、人類と最も長いかかわりを持つ鉱物のひとつです。現代では鉄鋼業を支える基幹原料として世界経済に直結した存在です。
使い方・例文
地学の授業では赤鉄鉱の標本を観察して条痕色を確認する実験が行われます。また製鉄所では赤鉄鉱を高炉で還元することで鉄を取り出しています。
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