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財政の崖とは?

ざいせいのがけ

財政の崖とは、法律の期限切れや自動的な歳出削減が重なって財政が急激に緊縮され、景気が急落するリスクのある状況を指します。

財政の崖(フィスカルクリフ)とは、減税措置の失効や歳出の自動削減など複数の財政措置が同時期に発動することで、政府の財政スタンスが一気に緊縮方向へ転換し、経済に深刻な悪影響を及ぼしかねない状況を指します。

この言葉が広く知られるようになったのは、2012年末から2013年初頭にかけてのアメリカです。ブッシュ政権時代に成立した減税措置の期限切れと、財政赤字削減のための自動歳出削減(シークエスター)が同時に到来し、対応次第では大規模な財政引き締めが起きると懸念されました。連邦準備制度理事会(FRB)のバーナンキ議長が「財政の崖」という表現を使ったことで、この言葉は一般にも広まりました。

財政の崖が問題とされる理由は次の通りです。

  • 急激な増税と歳出削減が同時発生し、家計や企業の可処分所得が減少する
  • 個人消費と民間投資が冷え込み、景気後退リスクが高まる
  • 政治的対立から対処が遅れると市場の不確実性が増大する

日本でも消費税率の引き上げや財政出動の終了などが重なるタイミングで、同様の概念が議論されることがあります。財政政策の転換点における景気への影響を考える上で重要な概念です。

使い方・例文

「複数の減税措置が一斉に期限切れを迎える年末に向けて、財政の崖を回避するための議会交渉が続いている」といった文脈で使われます。

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