象設計集団とは?
ぞうせっけいしゅうだん
象設計集団は、1971年に設立された日本の建築家グループで、地域の風土や住民との対話を重視した参加型・環境共生型の建築設計で知られます。
象設計集団(ぞうせっけいしゅうだん)は、1971年に吉阪隆正の研究室出身のメンバーを中心に結成された日本の建築設計集団です。東京に本拠を置き、設計組織としての株式会社と、思想・実践を共有するグループとしての二重の側面を持ちます。
象設計集団の特徴は、建築主や地域住民との対話を設計プロセスに組み込む「参加型デザイン」にあります。完成形だけでなく、計画から施工、その後の使われ方まで継続的に関わることで、地域に根ざした建築を実現します。また、沖縄や東南アジアなど亜熱帯・熱帯地域での設計経験が豊富で、気候風土に応じた建築の在り方を追求してきました。
代表的な作品と特徴を挙げると次のとおりです。
- 今帰仁村中央公民館(沖縄県)——地域の伝統様式と現代建築を融合した作品
- 名護市庁舎(沖縄県)——住民参加と沖縄の風土を取り込んだランドマーク的建築
- 海外での住環境整備プロジェクト——フィリピン・バングラデシュ等での実践
象設計集団の活動は、バブル期以降の日本建築界が大規模・商業的になっていく中でも、人間と自然・地域社会との関係性を問い続けた点で独自の価値を持ちます。建築設計を通じて社会課題に取り組む姿勢は、今日のコミュニティデザインや参加型まちづくりの先駆けとして高く評価されています。
使い方・例文
建築やまちづくりの講義で「名護市庁舎の設計者」として象設計集団が紹介されたり、参加型デザインの事例として論文に引用されたりする場面で登場します。
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