谷町とは?
たにまち
谷町とは、相撲の世界で力士や親方をひいきにして経済的な支援をするタニマチ(後援者・パトロン)のことを指す俗語です。
谷町(たにまち)は、大相撲の力士や相撲部屋を金銭・物品・食事などで援助する後援者・パトロンを意味する言葉です。スポーツ・芸能界全般で「有力な支持者・支援者」という意味でも広く使われます。
語源については諸説ありますが、もっとも広く知られる説は、明治時代に大阪の谷町(現在の大阪市中央区)に住んでいた医師が力士を無料で診療し、さらに経済的な支援を行ったことに由来するというものです。この地名がそのまま「後援者」の代名詞として定着したとされています。
相撲界における谷町の役割は多岐にわたります。
- 力士の稽古着・食費・交通費などの生活費支援
- 場所中の宿舎や食事の提供
- 引退後の就職・独立の世話
- 部屋の運営資金への寄付
相撲部屋の運営は親方の個人事業に近い面があり、日本相撲協会からの支援だけでは運営が難しい場合もあるため、谷町の存在は部屋の経営を支える重要な柱となってきました。転じて、政界・芸能界・格闘技界などでも「陰で金銭的支援を行う有力者」を指す言葉として一般化しています。
使い方・例文
「その実業家は若手力士の谷町として、稽古場の改修費用を負担した」のように、スポーツや芸能の世界における陰の支援者を指して使われます。
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