西ナイル熱とは?
にしないるねつ
西ナイル熱とは、西ナイルウイルスに感染した蚊に刺されることで起こるウイルス性の感染症で、重症化すると脳炎を引き起こすことがあります。
西ナイル熱(にしナイルねつ、West Nile fever)は、フラビウイルス科に属する西ナイルウイルス(West Nile virus)を原因とする感染症です。ウイルスは主に渡り鳥の体内で増殖し、鳥を吸血したコガタアカイエカなどの蚊が媒介することでヒトや馬などに感染します。
ウイルスはアフリカ・中東・ヨーロッパ・アジア・オセアニアなど広い地域に分布しており、特に1999年以降に北米で大規模な流行が起きたことで世界的な注目を集めました。日本国内では現在のところ国内感染例の報告はありませんが、海外渡航者が持ち込む輸入感染症として警戒されています。
感染した場合の経過は以下のとおりです。
- 感染者の約80%は無症状または軽症で経過する。
- 約20%は発熱・頭痛・筋肉痛・発疹などの「西ナイル熱」の症状を示す。
- 約1%未満が「西ナイル脳炎」や髄膜炎などの重篤な神経系合併症を発症する。
現時点でヒト向けの有効なワクチンや特異的な治療薬は存在せず、対症療法が中心となります。予防には蚊に刺されないことが最も重要で、忌避剤の使用・長袖着用・蚊の発生源除去などが推奨されています。
使い方・例文
アフリカや北米など流行地域へ渡航する際には、西ナイル熱への感染予防として蚊対策を徹底することが重要です。
この用語をシェア
最終更新: