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血清フェリチンとは?

けっせいふぇりちん

血清フェリチンとは、血液中に含まれる鉄貯蔵タンパクの一種であり、体内の鉄の貯蔵量を反映する指標です。

フェリチン(ferritin)は、体内で鉄を貯蔵するための球状タンパク質です。主に肝臓・脾臓・骨髄などに存在しますが、ごく微量が血液中にも放出されており、これを血清フェリチン(または血漿フェリチン)として測定することで、体内の鉄貯蔵量を推定することができます。

血清フェリチンは鉄欠乏状態の早期指標として非常に有用です。鉄欠乏性貧血が進行する前の段階(貯蔵鉄の枯渇期)からフェリチン値は低下するため、ヘモグロビン値が正常でも鉄不足を捉えることができます。基準値は施設によって異なりますが、一般的に成人では数十ng/mL前後が目安とされています。

値の解釈には注意が必要です。

  • 低値:鉄欠乏性貧血・慢性出血・栄養不足などを示唆
  • 高値:炎症・感染症・肝疾患・ヘモクロマトーシス(鉄過剰症)・悪性腫瘍などで上昇

フェリチンは急性相反応タンパクでもあるため、炎症があると鉄不足でも偽高値になることがあり、CRPなど他の炎症マーカーと合わせて評価することが重要です。特に女性・妊婦・スポーツ選手・高齢者では鉄欠乏のリスクが高く、フェリチン測定が鉄不足の早期発見に役立ちます。

使い方・例文

「疲れやすいが貧血とは言われなかった」という場合でも、血清フェリチン値を測ると低値で潜在的な鉄欠乏が見つかることがあります。月経量が多い女性では定期的なチェックが勧められます。

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