蛍光浸透探傷器とは?
けいこうしんとうたんしょうき
蛍光浸透探傷器とは、製品表面の微細な割れや欠陥を蛍光液で可視化して検出する非破壊検査装置です。
蛍光浸透探傷器(FPI:Fluorescent Penetrant Inspection装置)は、表面開口したき裂・ピンホール・折れなどの欠陥を検出するための非破壊検査機器です。浸透探傷試験(PT)の一種で、特に蛍光染料を含む浸透液を使い、ブラックライト(紫外線)下で欠陥部分を鮮やかに光らせて視認します。
検査の手順は次のように進みます。
- 前処理:検査面の油脂・汚れを完全に除去する
- 浸透処理:蛍光浸透液を塗布し、一定時間放置して欠陥内部に液を染み込ませる
- 洗浄:表面の余剰浸透液を除去する(欠陥内の液は残る)
- 現像処理:現像剤を塗布して欠陥内の浸透液を吸い出す
- 観察:ブラックライト下で欠陥部分の緑色蛍光を確認する
蛍光浸透探傷器(装置)には、専用のブラックライトランプ・暗室(暗幕)・洗浄設備・現像剤噴霧器などが含まれます。航空機エンジン部品・タービンブレード・自動車鋳造部品など、安全性が求められる製品の品質管理に広く使われており、目視では発見困難なマイクロクラックも高感度に検出できます。
使い方・例文
航空機のタービンブレードに浸透液を塗布し、ブラックライト下で緑色に光る部分を目視確認することで表面き裂を検出する検査工程で使われます。
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