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苦行とは?

くぎょう

苦行とは、肉体的な苦痛や欲望の制限を通じて精神的な浄化や悟りを目指す宗教的修行のことです。

苦行(くぎょう)とは、断食・不眠・肉体的な痛みの甘受など、身体的欲求を意図的に抑制・克服することで精神や魂の浄化・強化を目指す宗教的修行の総称です。サンスクリット語では「タパス(tapas)」と呼ばれ、「熱」や「燃焼」を意味し、煩悩を焼き尽くすという概念に由来します。

苦行はヒンドゥー教・ジャイナ教・仏教・キリスト教・イスラームなど多くの宗教に見られますが、その位置づけは異なります。ジャイナ教では苦行が解脱への主要な手段として非常に重視され、断食死(サレーカナー)まで認められています。ヒンドゥー教でも古来より苦行者(タパスヴィン)が神通力を得るとされてきました。

仏教においては、釈迦ゴータマ自身が出家後に極端な苦行を実践しましたが、その後それを放棄して中道を発見したという経緯があります。このため仏教では苦行主義を否定し、過度な快楽追求も苦行も避ける「中道」を悟りへの道として説きます。

キリスト教の修道院文化においても、断食・徹夜祈祷・自己体罰といった苦行的修行が行われてきた歴史があります。現代では「苦行」という語が宗教的文脈を離れ、つらい作業や訓練を比喩的に指す言葉としても使われます。

使い方・例文

「ガンジーは政治的主張のために断食という苦行を実践した」というように、信念のために身体的苦痛を自ら引き受ける行為を指して使われます。

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