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花切れとは?

はなきれ

花切れとは、本の背の上下に装飾として貼り付けられる布製の帯のことで、製本の仕上げと補強を兼ねた伝統的な装飾部材です。

花切れ(はなぎれ)とは、製本において本の背(背表紙)の上端と下端に取り付けられる細い布製の帯状パーツのことです。「ヘドバンド」(headband)とも呼ばれ、日本では「花布(はなぎれ)」と表記することもあります。色とりどりの糸を縒り合わせたり、縞模様に織り上げたりしたものが多く、本を開いたときに背の端から覗くことができます。

花切れの役割は大きく二つあります。一つは装飾的な役割で、本の外観を美しく整えて高級感を演出します。もう一つは構造的な役割で、本文ページと表紙を接着する背の部分を補強し、ページが崩れにくくする効果があります。

歴史的には手製本の時代から使われており、かつては職人が実際に糸を巻いて手縫いで仕上げていました。現代の大量生産書籍では、あらかじめ機械で製造した布のテープを貼り付ける方式が主流ですが、高級な革装本や限定版の美術書では今でも手縫いの花切れが施されることがあります。

書籍の品質や製本形式を見分けるひとつの指標としても知られており、花切れの有無や素材は出版物の格式を示すことがあります。本好きやブックデザインに関心のある人々の間では、細部へのこだわりとして注目される要素のひとつです。

使い方・例文

古書店で革装の洋書を手に取ると、背の上下に赤と金の縞模様の細い布が貼られているのが花切れです。本を閉じた状態でも外観から確認できます。

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