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花布とは?

はなぎれ

花布とは、製本において本の背の上下端を補強・装飾するために貼り付けられる色糸で織られた細い布のことです。

花布(はなぎれ)は、製本用語で、本の背(背表紙側)の天(上端)と地(下端)に取り付けられる細い飾り布のことです。英語では「ヘッドバンド(headband)」または「テールバンド(tailband)」と呼ばれ、上端のものをヘッドバンド、下端のものをテールバンドと区別することもあります。

もともとは中世ヨーロッパの製本技術において、折丁(折り畳んだ紙の束)を綴じ合わせた背の部分を補強するために糸で巻きつけたことが起源とされています。現在では機能的な補強よりも装飾的な意味合いが強く、赤・黒・白・金など色とりどりの糸が用いられ、本を開いたときの美観を高めます。

現代の製本では機械によって製造された花布(テープ状のもの)を背に貼り付ける方法が主流ですが、高級な手製本や特注本では熟練の製本職人が手作業で糸を巻いて花布を仕立てることもあります。花布の幅・色・織り模様は製本デザインの重要な要素であり、箱入り本やハードカバー書籍の品質感を演出します。日本の製本文化でも古くから取り入れられており、和製本と洋製本の双方に見られます。

使い方・例文

図書館の古い洋書を手に取ったとき、背の上下端にある赤と白の細い布が花布です。本棚から取り出すときに指をかける部分でもあるため、実用性と装飾性の両方を兼ねています。

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