艀とは?
はしけ
艀(はしけ)とは、自力推進装置を持たず、大型船と岸壁の間や河川・港湾内で貨物や人を運ぶために曳航される平底の小型船です。
艀(はしけ、Barge)とは、自らのエンジンを持たない(または小型のものを持つ)平底構造の船舶で、タグボートに曳かれながら港湾・河川・運河などで貨物を輸送するために使われます。英語では「Lighter(ライター)」とも呼ばれます。
艀が活躍する場面は主に次のようなケースです。
- 沖荷役:水深が浅く大型船が接岸できない港や錨地で、本船と岸壁の間を往復して貨物を運ぶ
- 河川・運河輸送:ヨーロッパの内陸水路やアジアの大河川では、大量の資材や穀物をバージ(艀)で輸送する
- 港湾内の移送:コンテナターミナル間や桟橋間で貨物を動かす短距離輸送
かつて日本でも東京湾や大阪湾の内港で艀輸送が盛んでしたが、コンテナ化と港湾インフラの整備により国内での利用は減少しています。一方、東南アジアやバングラデシュ、ミャンマーなどの新興国では今も重要な輸送手段として活躍しています。艀輸送は低コスト・大量輸送が可能な反面、天候に左右されやすく輸送時間が読みにくいという特性があります。
使い方・例文
水深の浅い港にタンカーが入港できない場合、沖合に停泊した本船から艀が何往復もして燃料や資材を岸壁まで運びます。
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