本文へスキップ

接岸とは?

せつがん

接岸とは、船舶が港の岸壁や桟橋に船体を寄せて係留することを指す航海・港湾用語です。

接岸(せつがん)とは、船舶が岸壁・桟橋・浮き桟橋などの係留施設に船体を横付けにして停泊する操作、またはその状態を指す言葉です。英語では「berth(バース)」「moor」などに相当します。

接岸の手順は船種や港の規模によって異なりますが、一般的な流れは次の通りです。

  • パイロット水先人)の誘導のもとタグボートが大型船を安全な位置へ移動させる
  • 船上の乗組員が係留索(もやいロープ)を岸壁のボラードに固定する
  • 船体と岸壁の間にフェンダー(防舷材)を挟んで衝撃を吸収する
  • スプリングラインを張って前後方向の動きを制御する

接岸が完了すると、タラップやギャングウェイが架けられ乗客・乗員の乗下船や貨物の積み降ろしが行われます。コンテナ船や大型フェリーでは、接岸の精度が荷役効率に直接影響するため、高度な操船技術と岸壁設備の整備が求められます。

気象・海況(強風・高波・潮流)によっては接岸が困難になる場合もあり、港外で待機する「沖待ち」が行われることもあります。近年はGPSや自動接岸支援システムを活用した精密接岸技術も普及しています。

使い方・例文

クルーズ船が横浜港に接岸すると、乗客は設置されたタラップを通って下船し、港内ターミナルへと移動します。フェリーの場合は接岸後すぐに車両甲板のランプが降ろされ、自動車の乗下船が始まります。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語