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臨界点とは?

りんかいてん

臨界点とは、物質の気体液体の区別がなくなる特定の温度・圧力の組み合わせのことです。

臨界点(りんかいてん)とは、純粋な物質において液相と気相の区別が消滅する特定の温度と圧力組み合わせを指す熱力学の概念です。この点を超えると物質は「超臨界流体」と呼ばれる状態になり、液体でも気体でもない独特の性質を示します。

通常、液体を加熱すると沸点で気化しますが、圧力を高めながら加熱を続けると沸点は上昇していきます。ある温度・圧力に達すると、液体と気体の密度が等しくなり、両者の境界面(メニスカス)が消えます。この点が臨界点であり、その温度を臨界温度、圧力を臨界圧力と呼びます。

代表的な例として、水の臨界温度は約374℃、臨界圧力は約22.1MPaです。二酸化炭素(CO₂)は臨界温度が約31℃と比較的低く、産業的に扱いやすいため広く利用されています。

臨界点を超えた超臨界流体は、液体に近い溶解力と気体に近い拡散性を兼ね備えるため、カフェインレスコーヒーの製造や食品からの油脂抽出、半導体の洗浄など多方面で活用されています。また、磁性体や半導体でも相転移の境界として「臨界点」という言葉が使われることがあります。

使い方・例文

たとえばコーヒー豆のカフェイン除去には、超臨界状態のCO₂が溶媒として使われており、これは水の臨界点よりはるかに低い条件で実現できるため食品分野で重宝されています。

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