胸を借りるとは?
むねをかりる
「胸を借りる」とは、自分より実力が上の相手に稽古や練習・試合の相手をしてもらうことをお願いする意味の慣用句です。
「胸を借りる」は、自分よりも実力・格上の人物に練習の相手をしてもらうことを意味する慣用句です。相撲・武道・スポーツの世界でとくによく使われる表現ですが、ビジネスや日常の場面でも転用されることがあります。
語源は相撲にあります。相撲では稽古の際に力士が胸で相手を受け止めることを「胸を出す」「胸を貸す」と言います。格上の力士が格下の力士のために胸を差し出して練習相手になることを、格下側からは「胸を借りる」と表現したのが由来です。
この表現が示す関係性の特徴として、次の点が挙げられます。
- 実力差がはっきりある上下関係の中で行われる
- 格上の側が格下の側の成長のために協力するという構図
- 格下の側は謙虚に挑む姿勢が含まれる
- 本番の勝負ではなく、あくまで稽古・練習の文脈で使われる
「胸を借りるつもりで挑む」のように、相手を敬いながらも積極的にぶつかっていく姿勢を表す場面でよく使われます。単なる試合ではなく、成長を目的とした学びの機会として相手の実力を借りるというニュアンスが込められています。
使い方・例文
「強豪校との練習試合に臨む選手たちは、胸を借りるつもりで全力でぶつかっていった」のように、格上の相手に挑む場面で使われます。
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