肺静脈とは?
はいじょうみゃく
肺静脈とは、肺でガス交換を終えた酸素豊富な血液を心臓の左心房へ運ぶ血管で、全身に酸素を届ける循環の起点です。
肺静脈(はいじょうみゃく、英: pulmonary vein)は、肺から心臓の左心房へ血液を戻す血管です。通常、左右の肺から各2本ずつ、合計4本の肺静脈が存在し、それぞれが左心房に開口しています。
「静脈」という名称ですが、他の静脈とは異なり酸素を豊富に含んだ動脈血を運ぶという特徴があります。これは肺循環(小循環)の仕組みによるものです。心臓の右心室から送り出された二酸化炭素の多い静脈血は肺動脈を通じて肺に届き、肺胞で二酸化炭素と酸素のガス交換が行われます。この酸素化された血液が肺静脈を通って左心房に戻り、続いて左心室から大動脈を経て全身へ送り出されます。
肺静脈は心房細動(不整脈の一種)の発生源として医学的に重要視されています。心房細動の多くは肺静脈の入口付近から異常な電気信号が発生することで起こるとされており、カテーテルアブレーション(肺静脈隔離術)と呼ばれる治療では肺静脈周囲を焼灼して電気的に隔離することで根治を目指します。
解剖学・循環器内科学の基本概念として、医療現場や医学教育において必須の知識となっています。
使い方・例文
「心房細動の治療として、肺静脈からの異常電気信号をカテーテルで遮断する手術が行われた。」循環器疾患の解説や医学的な文脈で登場します。
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