肝切除術とは?
かんせつじょじゅつ
肝切除術とは、肝臓の一部または全体を外科手術によって切除する治療法で、肝臓がんや肝転移などに対して行われます。
肝切除術(かんせつじょじゅつ)とは、肝臓の病変部位を外科的に切除する手術のことです。肝細胞がん(肝がん)、肝転移がん(大腸がんなどの転移)、肝内胆管がん、良性腫瘍など、さまざまな肝臓疾患に対して行われます。
肝臓は「肝予備能」と呼ばれる再生能力が高く、健康な肝臓であれば切除後に残存した肝組織が再生します。このため、正常肝では全体の約70〜80%まで切除することが可能とされています。ただし、肝硬変などで肝機能が低下している場合は切除できる範囲が限られます。
手術方法には以下のものがあります。
- 開腹手術:腹部を大きく切開して行う従来の方法
- 腹腔鏡下手術:腹部に小さな穴を開けてカメラと器具を挿入する低侵襲手術
- ロボット支援手術:ロボットシステムを使った精密な手術
手術前には肝機能検査、CT・MRI画像による病変評価、残肝容量の計算などが行われます。切除範囲は病変の位置・大きさ・数に応じて、部分切除から肝葉切除(右葉または左葉の切除)まで段階的に計画されます。術後は肝不全・出血・胆汁漏れなどの合併症管理が重要で、専門的な医療チームによる管理が必要です。
使い方・例文
肝臓に転移した大腸がんに対して、外科医が肝切除術を行い腫瘍を取り除くことで根治を目指す場合があります。
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