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線文字Bとは?

せんもじびー

線文字Bとは、紀元前14〜12世紀のミケーネ文明で使われた音節文字で、ギリシャ語を記録した最古の文字体系の一つです。

線文字B(Linear B)は、紀元前14世紀から前12世紀頃にかけエーゲ海地域のミケーネ文明で使用された文字体系です。粘土板に刻まれた形で発見され、ギリシャ語を記録した現存最古の文字資料の一つとして知られています。

線文字Bは音節文字であり、各記号が一つの音節(子音+母音、または単独の母音)を表します。記号は約90の音節符号と200以上の表語符号(数量・品目を表す表意文字的な記号)から構成されています。

文字の解読は1952年にイギリスの建築家マイケル・ヴェントリスによって成し遂げられました。ヴェントリスはこの文字が古代ギリシャ語(マイケナイア方言)を記していることを突き止め、言語学者ジョン・チャドウィックとともに解読内容を発表しました。これはエジプトのロゼッタストーン解読と並ぶ20世紀最大の言語学的業績の一つとされています。

線文字Bが記した内容は主に宮殿の行政・経済記録(農産物・家畜・奴隷の在庫管理など)で、文学的な内容はほぼ含まれていません。線文字Bに先行する線文字Aは今も未解読であり、その解明が古代エーゲ海文明研究の大きな課題となっています。

使い方・例文

「クノッソス宮殿の遺跡から出土した粘土板に書かれた線文字Bは、ミケーネ時代の小麦の収量を記録したものだった」のように考古学・言語学の文脈で登場します。

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