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線形摩擦溶接とは?

せんけいまさつようせつ

線形摩擦溶接とは、部材を直線方向に高速振動させて生じる摩擦熱で金属を溶かさずに接合する固相接合技術です。

線形摩擦溶接(Linear Friction Welding、略称LFW)は、溶接する2つの部材の一方を直線的に高速振動させ、接触面に発生する摩擦熱によって材料を軟化させ、加圧することで接合する技術です。材料を溶融させない「固相接合」に分類されます。

接合プロセスは大きく4段階に分けられます。

  1. 初期段階:部材同士を加圧しながら振動を開始し、表面の酸化膜や不純物を除去する
  2. 移行段階:摩擦熱が蓄積し接触面が軟化し始める
  3. 平衡段階:軟化した材料が接触面外に排出(フラッシュ)され、安定した熱状態になる
  4. 制動・鍛造段階:振動を止め、大きな力で押し付けて接合を完成させる

溶融を伴わないため、熱影響域が狭く、溶接欠陥が少ないという特長があります。また、アルミニウムとチタンなど、通常は溶接が困難な異種金属の接合も可能です。

主な用途は航空宇宙産業で、ジェットエンジンのブレードをディスクに接合するブリスク(BLISK)の製造に広く活用されています。自動車部品や医療機器への応用も進んでいます。高精度かつ高強度の接合が求められる場面で欠かせない技術として評価されています。

使い方・例文

航空機エンジンのタービンブレードを製造する際、線形摩擦溶接を用いることで溶融溶接では難しいチタン合金の高品質な接合が実現され、軽量かつ高強度なブリスク構造が量産されています。

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