綾織とは?
あやおり
綾織とは、経糸と緯糸を斜めに交差させることで表面に斜め模様を作り出す織物の基本的な組織のひとつです。
綾織(あやおり)とは、布の三原組織(さんげんそしき)のひとつで、経糸(たていと)と緯糸(よこいと)が斜め方向に連続して交差することで、布の表面に斜めの畝(うね)模様が生まれる織り方です。残りの二原組織は平織(ひらおり)と朱子織(しゅすおり)で、綾織はこの中間的な性質を持ちます。
綾織の最大の特徴は、表面に現れる斜め線の模様(綾目・あやめ)にあります。この斜め方向の組織により、布は柔らかく滑らかな風合いを持ち、ドレープ性(垂れる性質)に優れています。また、同じ糸を使った場合、平織よりも糸の交差回数が少ないため、比較的光沢が出やすいのも特徴です。
綾織の代表的な織物には以下のものがあります。
- デニム:斜めの畝が見られる綾織の代表例
- ツイード:毛織物の綾織
- 綾錦(あやにしき):日本の伝統的な絹織物
- サージ:スーツ地などに使われる綾織の毛織物
日本では古来より絹の綾織物が高級品として珍重され、正倉院の裂(きれ)などにも綾織の絹が多く残されています。現代のファッション産業でも綾織は広く使われており、衣料品から工業用素材まで幅広い用途に対応しています。
使い方・例文
ジーンズ(デニム)は綾織の代表例で、生地をよく見ると斜め方向に規則的な畝のような線が走っているのが確認できます。
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