稲荷信仰とは?
いなりしんこう
稲荷信仰とは、稲荷神を主祭神とし五穀豊穣・商売繁盛・家内安全などを祈願する、日本で最も広く普及した神道系の民間信仰のことです。
稲荷信仰(いなり しんこう)とは、稲荷神(いなりのかみ)を祀る信仰の総称です。稲荷神は元来、農耕の神・食物の神として崇められ、稲作文化と深く結びついていましたが、時代とともに商売繁盛・産業・縁結び・病気平癒など広範なご利益を持つ神として信仰が拡大しました。
稲荷信仰の総本社は京都市伏見区にある伏見稲荷大社で、その歴史は8世紀初頭(711年)に遡るとされています。日本全国に存在する稲荷社の数はおよそ3万社ともそれ以上ともいわれ、日本で最も社数の多い神社の一つです。
稲荷信仰の主な特徴は次のとおりです。
- 狐(きつね)を神の使い(眷属)とし、境内には狐の像が置かれる
- 朱塗りの鳥居が連なる景観(特に伏見稲荷の千本鳥居が有名)
- 仏教・修験道との習合が進み、ダキニ天(荼枳尼天)との混淆が見られる
- 江戸時代に商人層を中心に商売繁盛の神として急速に普及
近代以降も企業・商店の敷地に社を建てる慣習が続いており、稲荷信仰は農村から都市、伝統的な宗教から現代の経済活動まで、日本社会の幅広い層に浸透した民間信仰として現在も根強く継承されています。
使い方・例文
会社のビルの屋上や商店街の一角に小さな稲荷社が設けられていることがあり、商売繁盛を祈って毎朝手を合わせる経営者・商店主も少なくありません。
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