稲荷神とは?
いなりしん
稲荷神とは、日本で最も広く信仰される神の一つで、農業・食物・商売繁昌・産業の守護神として全国の稲荷神社に祀られる神格です。
稲荷神(いなりのかみ)は、日本の神道における神格で、穀物・食物・農業を司るとされる神です。「稲荷」の語源については「稲成り(いねなり)」に由来するという説が有力で、稲の豊作を祈る農耕神として古くから崇拝されてきました。
稲荷信仰の総本社は京都の伏見稲荷大社で、全国に数万社とも言われる稲荷神社の中心的存在です。祭神については神社によって異なりますが、伏見稲荷大社では宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)を主祭神とする五柱を祀っています。
稲荷神の特徴として、狐(きつね)が神の使い(神使)とされている点が挙げられます。これは狐が農作物を荒らすネズミを捕食することから、農業の守護者として結びついたと考えられています。神社の参道に立ち並ぶ白狐の像や朱色の鳥居は稲荷神社の象徴的な景観です。
信仰の対象は時代とともに広がりました。
- 農業神・食物神(起源)
- 商売繁昌・産業振興の神
- 縁結び・家内安全の神
- 芸能・技芸上達の神
稲荷信仰は仏教とも習合し、荼枳尼天(だきにてん)と結びつくことで中世以降さらに広まりました。現代でも企業の社内神社や住宅の屋敷神として親しまれています。
使い方・例文
京都の伏見稲荷大社は、千本鳥居で知られる稲荷神の総本社として国内外の参拝者が多く訪れます。また、多くの商店や企業が商売繁昌を祈願して稲荷神を祀る小祠を設けています。
この用語をシェア
最終更新: