種の記載とは?
しゅのきさい
種の記載とは、新種として認定された生物に学名を与え、その形態的・生物学的特徴を公式に記述・公表する手続きのことです。
種の記載(species description)とは、新たに発見・認定された生物種を科学的に正式な種として登録するための手続きであり、学名の命名・模式標本の指定・形態的特徴の記述を含む一連の作業を指します。記載は査読付き学術誌などに論文(記載論文)として公表することで有効となります。
- 学名の決定:属名+種小名による二名法の学名を付与し、命名者名・命名年を記録する。
- 模式標本(タイプ標本)の指定:その種の名称の基準となる標本(ホロタイプなど)を博物館等に登録する。
- 記載文の作成:形態・分布・生態・分子的特徴などを詳細に記述し、近縁種との違いを明示する。
- 命名規約への準拠:動物は国際動物命名規約(ICZN)、植物は国際藻類・菌類・植物命名規約(ICN)などに従う。
現在も年間数千種の新種が記載されており、特に熱帯雨林・深海・洞窟生態系などでは新種の発見が相次いでいます。近年はDNA配列による種の同定(DNAバーコーディング)が記載作業に組み込まれることも増えています。
使い方・例文
新種の昆虫を採集した研究者は、その形態を詳細に記述し、標本を博物館に登録したうえで学術誌に記載論文を発表することで、はじめてその種を科学界に正式な種として報告することができます。
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