硯とは?
すずり
硯とは、墨を水で磨って墨液を作るための石製や陶製の文房具で、筆・墨・紙とともに書道・絵画に欠かせない「文房四宝」の一つです。
硯(すずり)は、固形の墨を水とともにこすり合わせて墨液を調整するための道具です。書道・水墨画・東洋絵画において欠かせない文房具であり、筆・墨・紙と並んで文房四宝(ぶんぼうしほう)と呼ばれる四大用具の一つに数えられます。
硯の構造は、墨をすり合わせる「陸(おか)」と、できた墨液を溜める「海(うみ)」から成ります。陸の表面は適度な凹凸(鋒鋩)があり、この細かい粒子によって墨が効率よく磨り下ろされます。
素材によっていくつかの種類があります。
- 石硯:粘板岩などの天然石製。中国の端渓硯・歙州硯や日本の雄勝硯が有名
- 陶製硯:焼き物で作られた硯
- 合成硯:樹脂や人工素材で作られた普及品
良い硯の条件として「発墨性(墨のおり具合)」「保水性」「滑らかさと適度な抵抗感」が挙げられます。名硯は古くから芸術品・骨董品としても珍重され、中国の端渓硯は数千年にわたって最高の硯として知られています。
現代では書道の授業や習い事で使われるほか、茶道・日本文化の文脈でも硯は東洋の知の象徴として語られます。
使い方・例文
「習字の時間に硯に水を少し垂らして墨をゆっくり磨り、濃い墨液を作ってから書き始めた」というように、書道の準備工程を説明する場面で使います。
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