砥部焼とは?
とべやき
砥部焼とは、愛媛県砥部町を産地とする白磁に藍色の絵付けが特徴の伝統的な磁器で、丈夫さと使い勝手のよさで知られます。
砥部焼(とべやき)は、愛媛県伊予郡砥部町を中心に生産される磁器です。江戸時代中期の18世紀後半に、砥石を削った際に生じる「砥部石(砥石屑)」を陶土として活用したことが起源とされています。白く厚手の磁肌に、コバルト顔料で描かれた藍色の絵付けが最大の特徴で、「白磁に呉須(ごす)の藍」というシンプルな美しさが広く愛されています。
砥部焼の大きな特長のひとつが丈夫さです。厚みのある磁器質の素地は日用品として長く使えるよう設計されており、「使うための器」として実用性を重視する姿勢が伝統として受け継がれています。文様は唐草・魚・草花・幾何学模様など多彩で、職人が手描きするため同じ模様でも一点一点に個性があります。
1976年に国の伝統的工芸品に指定されており、現在も100を超える窯元が砥部町内で操業し、産地として活気を保っています。近年は伝統的な絵付けにとどまらず、現代的なデザインを取り入れた新しい砥部焼も増え、若い世代からも注目されています。
道の駅や砥部焼の販売所では多くの窯元の作品が一堂に揃い、観光客が窯元巡りを楽しむ産地観光も定着しています。
使い方・例文
「砥部焼のどんぶりは厚手で落としても割れにくく、飲食店でも長年重宝されている」というように、日常の食卓や飲食の場での実用性を語る文脈で登場します。
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