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研師とは?

とぎし

研師とは、日本刀の刀身砥石で磨き、刃の切れ味を回復させるとともに刃文や地肌の美しさを引き出す専門職人のことです。

研師(とぎし)とは、日本刀の刀身を専用の砥石を使って研磨し、切れ味の回復と美観の向上を行う専門職人です。「刀剣研磨師」とも呼ばれ、鍛冶師(刀工)とともに日本刀の完成を支える重要な技能者です。

研ぎの工程は大きく「下地研ぎ」と「仕上げ研ぎ(化粧研ぎ)」の二段階に分かれます。下地研ぎでは荒い砥石から細かい砥石へと段階的に替えながら、傷や錆を除去し刀身の形状を整えます。仕上げ研ぎでは「肌研ぎ」「刃艶(はつや)」「地艶(じつや)」など複数の工程を経て、地鉄(じがね)の肌目や刃文の輝きを最大限に引き出します。

研師が使う砥石は産地によって性質が異なり、天然砥石(京都・伊予など)が最上とされます。仕上げには極めて細かい「内曇(うちぐもり)」と呼ばれる天然砥石を用い、刃文や映り(うつり)を鮮明に浮かび上がらせます。

研師の技術は刀剣の美観と文化財的価値を左右する重要なもので、文化庁の「美術刀剣類研磨師」資格制度もあります。一流の研師の研ぎは、刃文の見え方を大きく変えることがあるため、その腕前は刀剣鑑定においても評価されます。

使い方・例文

刀剣ドキュメンタリーで「錆が出た古刀を研師に依頼し、数週間かけて研磨してもらうと眠っていた刃文が鮮明に現れた」と紹介される場面で登場します。また、日本美術刀剣保存協会の審査会でも研師の技術が評価されます。

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