石高とは?
こくだか
石高とは、江戸時代に土地の生産力を米の収穫量(石数)で表した指標で、武士や大名の経済力・格式の基準となりました。
石高(こくだか)とは、田畑や土地の生産力を米の収穫量(石数)で換算して表したものです。日本の封建社会、とりわけ江戸時代に広く用いられた経済・身分制度の基準であり、大名・旗本・御家人の格式や、農民から徴収する年貢の算定基礎ともなりました。
単位は「石(こく)」で、1石は約180リットルの米を指し、成人男性がおよそ1年間に消費する米の量に相当するとされています。石高は検地(田畑の測量・調査)によって確定され、豊臣秀吉が全国規模で実施した「太閤検地」によって制度が整備されました。
石高の主な役割は次のとおりです。
- 大名の格付け:「加賀百万石」のように領地の石高が大名の権威を示す
- 年貢の基準:石高の一定割合を年貢として農民が納める
- 武士の俸禄:旗本・御家人の給与も「何石取り」として表現される
- 軍役の算定:石高に応じた兵員・馬・武具の提供義務が課せられる
「〇〇万石の大名」という表現は現代でも時代劇やドラマで耳にします。加賀藩(現在の石川・富山)の約100万石は徳川家に次ぐ最大の外様大名の石高として有名です。明治時代に地租改正が行われると石高制度は廃止され、土地の価格(地価)を基準とした近代的な税制に移行しました。
使い方・例文
「江戸時代、その藩は5万石の石高を持ち、参勤交代にも相応の行列を組む格式があった」のように、歴史的文脈や時代劇の説明で登場します。
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