百日咳菌とは?
ひゃくにちぜききん
百日咳菌とは、激しいせきが長期間続く感染症「百日咳」の原因となるグラム陰性桿菌で、ボルデテラ・ペルタッシスという学名を持ちます。
百日咳菌(Bordetella pertussis)は、グラム陰性の小型桿菌で、百日咳という呼吸器感染症を引き起こします。1906年にベルギーの細菌学者ボルデとジャングーによって発見されたことから、学名に「ボルデテラ」の名が冠されています。
百日咳菌の感染と病態の特徴は以下の通りです。
- 飛沫感染によって気道粘膜に付着・増殖する
- 百日咳毒素(PT)・糸状赤血球凝集素(FHA)などの複数の毒素・病原因子を産生する
- 線毛(繊毛)への付着により気道の防御機能を障害する
- カタル期(風邪様症状)→痙咳期(特徴的な発作的せき)→回復期という経過をたどる
予防にはワクチン接種が有効で、日本ではDPT-IPV(四種混合ワクチン)として幼児期に定期接種が行われています。ただし、抗体価は時間とともに低下するため、青年期や成人での感染・流行も報告されており、追加接種の必要性が議論されています。治療には主にマクロライド系抗生物質が使用されます。
使い方・例文
乳幼児が百日咳に感染すると、夜間に繰り返すせき込みと吸気時の特徴的な音が現れ、医療機関での診察で百日咳菌の感染が確認されることがあります。
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