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独立行政法人産業技術総合研究所の標準時とは?

にほんのひょうじゅんじ

産業技術総合研究所の標準時とは、日本の公式な標準時刻を生成・維持している国家機関が管理する時刻基準のことです。

独立行政法人産業技術総合研究所(産総研、AIST)は、日本における法定計量の中核を担う機関であり、国内の標準時(日本標準時・JST)の物理的な基盤を維持・供給する役割を担っています。日本標準時はUTC(協定世界時)に9時間を加えたもので、UTC+9として定義されています。

産総研の時間・周波数標準研究グループは、セシウム原子時計や水素メーザー原子時計などの超高精度な原子時計を複数運用し、それらを統計的に組み合わせて「日本原子時(JAT)」を算出します。この原子時を国際度量衡局(BIPM)が管理するUTCに同期させることで、日本標準時が生成されます。

産総研が供給する標準時の主な活用例は以下のとおりです。

  • NTPサーバーを通じたインターネット経由の時刻配信
  • JJYと呼ばれる長波の標準電波(電波時計の基準信号)の送信
  • GPS・通信インフラ・金融取引システムへの時刻提供
  • 計測機器の校正・トレーサビリティの確保

現代社会では通信・金融・電力・交通など多くのインフラが精密な時刻同期を必要とするため、産総研が維持する標準時は社会基盤を支える重要な役割を果たしています。

使い方・例文

電波時計が自動で正確な時刻に合わせられるのは、産総研が管理する標準時の信号(JJY)を受信しているためです。

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