狒狒とは?
ひひ
狒狒とは、日本の伝承に登場する大型の怪物めいた獣または妖怪で、山中に棲み人を食らうと恐れられてきた存在です。
狒狒(ひひ)は、日本の古典文献や民間伝承に登場する怪異な獣・妖怪で、深山に棲む巨大な猿のような姿で描かれることが多く、人を捕えて食べたり、若い女性をさらったりするとされています。その力は並外れて強く、武器も容易には通じないと伝えられる場合もあります。
中国の古典にも「狒狒」という名の怪獣が記録されており、山中に棲む巨大な猿の怪物として描写されています。日本にはこの漢字と概念が伝わり、独自の妖怪譚と融合して語り継がれました。江戸時代の博物誌や妖怪集にも多く記載が残っています。
民話には、狒狒が村の娘を年に一人ずつ生贄として要求し、それに抗した武士や旅人が知恵や勇気で退治するという話型が各地に伝わっています。この退治譚では、狒狒が酒に弱いとか、鉄砲でしか倒せないといった弱点が語られることもあります。
なお、現代語の「ヒヒ」はアフリカに生息する霊長類(バブーン類)を指す外来語的用法として定着しており、妖怪としての狒狒とは別物ですが、漢字表記が同じため混同されることがあります。
使い方・例文
日本各地の怪談や武勇伝の中で「山の狒狒を退治した」という話が語られ、強力な怪物を主人公が倒すという英雄譚の定番として登場します。
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