瀬島龍三とは?
せじまりゅうぞう
瀬島龍三は旧日本陸軍の元参謀で、シベリア抑留後に伊藤忠商事の経営幹部として活躍し、日本の財界・政界にも大きな影響力を持った人物です。
瀬島龍三(せじま りゅうぞう、1911年〜2007年)は、旧日本陸軍の将校(大佐)、実業家です。富山県出身で陸軍士官学校・陸軍大学校を優秀な成績で卒業し、大本営参謀として太平洋戦争期に重要な作戦立案に携わりました。
終戦後、ソ連軍に捕虜として拘束され、シベリアに長期抑留されました。1956年に帰国するまでの約11年間の抑留生活は、後に多くの著作や証言で語られています。帰国後は伊藤忠商事に入社し、頭角を現して同社の会長職にまで上り詰めました。経営者としての手腕は高く評価され、伊藤忠の事業拡大に大きく貢献しました。
また、政財界への影響力も大きく、中曽根康弘首相ら政治家のブレーン・相談役として活動したほか、臨時行政調査会(第二臨調)にも参加し、行政改革の推進にも関わりました。
一方で、大本営参謀としての戦争責任や、抑留時のソ連への協力をめぐる議論など、その経歴には批判的な見方もあります。瀬島龍三の生涯は、戦前・戦中・戦後という激動の昭和史を象徴する存在として、今も多くの評伝・研究の対象となっています。
使い方・例文
「昭和史を語る際、瀬島龍三は軍人から財界人・政策ブレーンへと転身した数少ない人物として取り上げられます。」
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