渤海国とは?
ぼっかいこく
渤海国とは、698年から926年にかけて満洲・朝鮮半島北部に栄えた、靺鞨族を中心とする国家です。
渤海国(ぼっかいこく)は、7世紀末に靺鞨(まっかつ)族の大祚栄(だいそえい)が建国した国家で、最盛期には現在の中国東北部(満洲)・朝鮮半島北部・ロシア沿海州にまたがる広大な領域を支配しました。
建国当初は高句麗滅亡後の遺民と靺鞨族が連合した勢力でしたが、次第に唐の文化・制度を積極的に取り入れ、「海東の盛国」と称されるほどに発展しました。首都は上京龍泉府(現在の黒竜江省寧安市付近)に置かれ、唐の長安城を模した都市計画が施されました。
渤海は唐・日本・新羅と外交関係を結び、特に日本とは活発な交流を行いました。日本側の記録では30回以上の渤海使が訪日しており、文化・交易の面で重要な役割を果たしました。
しかし10世紀初頭、北方の契丹(遼)の侵攻を受け、926年に滅亡しました。渤海が日本史や東アジア史の中で注目されるのは、当時の国際交流の一端を担った存在として、また高句麗継承国としての性格を持つ点においても研究が続いています。
使い方・例文
「渤海使の来航は、奈良・平安時代の日本と大陸をつなぐ外交ルートの一つであった」のように、古代日本の対外関係を解説する文脈で登場します。
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