深発地震とは?
しんぱつじしん
深発地震とは、地下300kmを超える深部で発生する地震で、沈み込んだ海洋プレート内部で起きるため、震源から遠く離れた地域まで揺れが伝わる特徴があります。
深発地震(しんぱつじしん)は、震源の深さが300km以上(広義では70km以上を「深発」とすることもある)の地震を指します。一般的な地震の震源は地下数km〜数十kmですが、深発地震はプレートが沈み込んでいく「スラブ」内部の深さで起きる特殊な地震です。
深発地震の主な特徴は以下の通りです。
- 通常の地震が起きるはずのない高温・高圧の環境下で発生するため、脱水反応や相転移が震源プロセスに関与すると考えられている
- 震源が深いため、地表での揺れが局所的に集中せず、広い範囲に分散して伝わる
- 震源直上の地表では揺れが弱まる場合があり、むしろ数百km離れた地域で強く感じられることがある(「異常震域」)
日本でも深発地震は珍しくなく、太平洋プレートが東北地方下に沈み込む西端付近などで発生します。震源が深いため津波は引き起こしにくいですが、直下型より広い範囲に揺れをもたらすことがあります。
2013年のオホーツク海深発地震(M8.3、震源深さ約600km)は世界最大規模の深発地震のひとつで、東京でも揺れが観測されました。地球内部のダイナミクスを知る手がかりとして、地球物理学でも重要な研究対象です。
使い方・例文
震源が600km以上の深さにあるにもかかわらず、東京や東北で揺れが感じられるような地震のニュースで「深発地震のため震源直上より離れた地域で強く揺れた」と解説される場面で登場します。
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