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スロースリップとは?

すろーすりっぷ

スロースリップとは、プレート境界地震を起こさずに数日〜数年かけてゆっくりとずれ動く現象で、通常の地震とは異なる静穏なすべりです。

スロースリップ(slow slip event、SSE)は、プレート境界などの断層面がほぼ無音・無感でゆっくりと滑る現象です。通常の地震ではわずか数秒〜数分で断層がずれ動いて強い揺れを放出しますが、スロースリップでは同じ量のずれが数日から数年以上かけて進行するため、地震波として感知されません。

スロースリップはGPS測量(電子基準点網)や傾斜計などの精密観測によって地表の微小変動として検出されます。日本では、プレートが沈み込む南海トラフや日向灘、豊後水道などで繰り返し観測されており、スロースリップが大地震の準備過程やトリガーに関わる可能性から注目されています。

スロースリップに関連する現象には以下があります。

  • 深部低周波微動(tremor):スロースリップに伴って発生する低周波振動
  • 超低周波地震:通常より低い周波数帯域の地震波
  • 定常的なスロースリップと間欠的なスロースリップの使い分け

スロースリップは地殻内の応力状態を変化させるため、周辺の活断層や地震帯に影響を与える可能性があります。南海トラフ地震との関連性が研究されており、モニタリング強化が進められています。

使い方・例文

気象庁や国土地理院が「豊後水道でスロースリップが検出された」と発表した際、GPS観測で数センチメートルの地表変動が記録されたことがニュースになりました。

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