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淡路国とは?

あわじのくに

淡路国とは、現在兵庫県淡路島に相当する旧国名で、古来より畿内と西国を結ぶ海上交通の要地として知られた令制国です。

淡路国(あわじのくに)とは、日本の律令制度のもとで設置された令制国の一つで、現在兵庫県淡路島全域にあたります。南海道に属し、四国と本州(摂津・播磨)の間に位置する島国であることから、交通・軍事上の要衝として古代から重要視されました。

令制国の中では規模が小さく、延喜式の格付けでは「小国」に分類されましたが、畿内に近い立地と「淡路廃帝(淡路に流された廃帝)」の記録など歴史的なエピソードでも知られています。国府は現在の洲本市付近に置かれたとされています。

古事記・日本書紀の国産み神話では、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)と伊弉冉尊(いざなみのみこと)が最初に産んだ島が淡路島とされており、「おのごろ島」の伝承とも結びついています。また、日本書紀に記された「淡路廃帝」(淡路に配流された淳仁天皇)の逸話も、この地名を歴史に刻む出来事です。

近世には徳島藩(蜂須賀氏)の支配下に入り、廃藩置県後に現在の兵庫県の一部となりました。今日の淡路島は明石海峡大橋の開通(1998年)以降、観光地として発展しており、「淡路」という地名に旧国名の痕跡が残っています。

使い方・例文

神話の舞台として「国産みの島」とされる淡路島全体が淡路国にあたり、歴史や古事記に興味を持つと自然と登場する地名です。

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