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浸透圧とは?

しんとうあつ

浸透圧とは、半透膜を挟んで濃度差がある溶液間で水が移動しようとする圧力のことです。

浸透圧(しんとうあつ、osmotic pressure)とは、半透膜(水は通すが溶質は通さない膜)を挟んで濃度が異なる溶液が接しているとき、濃度の低い側から高い側へ水が移動しようとする力(浸透力)を圧力として表したものです。

浸透現象基本原則は、水分子が濃度の高い(水分子の割合が低い)方へ移動してバランスを取ろうとすることにあります。浸透圧は溶液の濃度(溶質の粒子数)に比例し、溶質の種類には依存しません(ファントホッフの法則)。

生物における浸透圧の役割は非常に重要です。

  • 細胞の形態維持:赤血球を低張液(薄い塩水)に入れると膨張・溶血し、高張液(濃い塩水)に入れると収縮する
  • 植物の膨圧:植物細胞が水を吸収して細胞壁を押し広げる力がしおれ防止につながる
  • 腎臓による水分調節:体液の浸透圧を一定に保つホメオスタシスの中核

生活の中では、梅干しや塩漬けで食材の水分が引き出されるのも浸透圧の働きです。また、人工透析や点滴液の調製では浸透圧の管理が欠かせません。海水魚と淡水魚が異なる環境に適応できるのも、それぞれの浸透圧調節機構の違いによるものです。

使い方・例文

野菜に塩を振るとしんなりするのは、浸透圧によって細胞内の水分が塩分の高い外へ引き出されるためであり、日常料理における浸透圧の典型的な現れです。

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