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永久劣後債とは?

えいきゅうれつごさい

永久劣後債とは、償還期限のない(永久)債券で、かつ発行体が破綻した際には他の債務より弁済順位が低い(劣後)という特性を持つ金融商品です。

永久劣後債(えいきゅうれつごさい)とは、「永久債」と「劣後債」の両方性質を兼ね備えた金融商品です。永久債とは満期・償還期限が設定されていない債券であり、劣後債とは発行体が倒産・清算した際に、一般の債権者への弁済が終わった後にしか返済されない弁済順位の低い債券のことです。

この商品の主な特徴は以下のとおりです。

  • 償還期限がないため、理論上は永久に利息を受け取り続ける形になる
  • 破綻時の弁済順位が低く、元本割れリスクが高い
  • そのリスクの見返りとして、通常の社債より高い利率が設定される傾向がある
  • 会計・規制上、資本に近い性質として扱われることがある(特に金融機関)

銀行や保険会社などの金融機関が自己資本の増強を目的として発行することが多く、バーゼル規制(銀行の自己資本規制)においてTier1資本(その他Tier1)として算入できる場合があります。投資家にとっては高利回りが魅力である一方、発行体の財務悪化時には利払いが停止されたり元本が削減されたりするリスクがあります。

2010年代以降、世界的な低金利環境の中で利回りを求める機関投資家の需要を背景に、発行が増加しています。個人投資家には複雑なリスク構造への理解が求められる商品です。

使い方・例文

大手銀行が自己資本比率を高めるために永久劣後債を発行するケースがあり、金融ニュースや債券市場の解説記事でその仕組みが説明されます。

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