水産市場とは?
すいさんしじょう
水産市場とは、水産物の売買(競り・相対取引)を行うための流通拠点施設のことです。
水産市場とは、漁業者や漁協が水揚げした魚介類・海藻などを、仲買人・卸業者・小売業者へ販売するための取引施設です。日本では卸売市場法の規制下に置かれる「中央卸売市場」と、より規模の小さい「地方卸売市場」に大別されます。
水産市場における流通の基本的な流れは次の通りです。
- 漁業者・漁協(出荷者)が水産物を市場に持ち込む
- 卸売業者が受託し、品質・重量・品目ごとに整理する
- 競りまたは相対取引で仲買人・売買参加者が買い付ける
- 仲買人が小売店・飲食店・加工業者へ転売する
競り(セリ)は価格形成の中心的な仕組みで、買い手が手の合図や音声で価格を競い合い、最高値をつけた者が落札します。近年は電子セリの導入も進んでいます。
日本の主要な水産市場としては、豊洲市場(東京)・那珂湊おさかな市場(茨城)・錦市場(京都)などが知られます。豊洲市場は築地市場を引き継いだ日本最大の水産物集散地であり、マグロの初競りが毎年話題となります。水産市場は流通の効率化に加え、価格の透明性と食の安全確保にも重要な役割を果たしています。
使い方・例文
年明けに豊洲市場で行われるマグロの初競りでは、高品質なクロマグロに数千万円以上の値がつくこともあり、新年の風物詩として全国的に注目されます。
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