本文へスキップ

民俗文化財とは?

みんぞくぶんかざい

民俗文化財とは、地域の人々の生活・習慣・信仰を伝える伝統的な行事・技術・衣食住に関わる文化的遺産のことです。

民俗文化財とは、日本の文化財保護法において定義された文化財の区分のひとつで、「衣食住、生業、信仰、年中行事などに関する風俗慣習、民俗芸能、民俗技術」およびそれらに用いられる有形の物品を指します。地域社会における人々の暮らしの知恵と文化が凝縮された遺産として重要視されています。

民俗文化財は大きく二つに分類されます。

  • 無形の民俗文化財:祭礼・民俗芸能・民間行事・生活慣習・生産技術など、人々の行為や伝承として受け継がれるもの
  • 有形の民俗文化財:農具・漁具・衣装・民具・祭礼用具など、生活に使われた物品

特に重要なものは国が「重要無形民俗文化財」または「重要有形民俗文化財」に指定します。また、都道府県・市町村も独自の指定制度を設けています。

民俗文化財は、高度経済成長期以降の生活様式の変化や過疎化によって急速に失われつつあります。記録保存・後継者育成・地域への普及啓発が急務とされており、文化庁をはじめ各地の教育委員会・博物館が保護活動に取り組んでいます。民俗文化財は地域アイデンティティの根幹をなすものとして、観光・地域振興の面でも注目されています。

使い方・例文

地域に伝わる獅子舞や田植え歌、農村で使われてきた手製の農具などが、民俗文化財として記録・保護される典型的な対象です。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語